毎週土曜日に開催している映画上映会
8月は、「今こそ見たい!!戦争証言映像特集」を上映しています。
戦後も80年が近づき、戦争体験者の方から直接話を聞くことも年々難しくなる中、ピースおおさかでは、5人の戦争体験者の証言映像を新たに作成しました。
8月は2週に分けて、ピースおおさかオリジナルの戦争証言映像を上映します。
〇8月12日(土)
・「大阪大空襲 火の海を逃げて(証言者:明仁二三雄さん)」(約18分)
・「大阪を襲った模擬原爆(証言者:龍野繁子さん)」(約18分)
・終戦の日平和祈念事業 戦争体験講話「“いま”伝えたい~95歳、絵筆で戦争と平和を語り継ぐ~(証言者:東村禎三さん)」(約28分)※2019年制作
〇8月19日(土)、26日(土)
・「大阪大空襲を乗り越えて(証言者:明珍昭さん)」(約19分)
・「集団疎開 子どもたちの戦争(証言者:外山禎彦さん)」(約18分)
・「白菊特別攻撃隊 仲間と共に(証言者:千玄室さん)」(約21分)
☆ピースダイアリーでは2つの戦争証言映像についてもう少し解説します。
・「大阪を襲った模擬原爆(証言者:龍野繁子さん)」
大阪に「模擬原爆」が落とされていたことをご存知でしょうか。
模擬原爆は原爆投下の実験としてつくられ、約50発が日本各地に落とされました。
そのうちの1発が、1945(昭和20)年7月26日大阪市東住吉区田辺の街に投下されたのです。
龍野繫子さんは当時、国民学校高等科の教師を務めていました。
当日の朝に交わした何気ない会話のことや、模擬原爆の威力を目の当たりした状況を語ります。
・「白菊特別攻撃隊 仲間と共に(証言者:千玄室さん)」
千玄室さんは裏千家の第15代家元です。
特攻隊員として従軍していた過去を踏まえ、茶道を通じて平和を訴える活動を各地で続けています。
千さんは「学徒出陣」によって徴兵され、海軍の航空隊へ配属されました。
訓練の日々の中で茶会を開き、特攻に向かう仲間を見送ったときのことや指導者として特攻作戦に関わったこと、終戦時のことなど、自身が体験した1つ1つの出来事を詳細に語っています。
戦後78年が経ちます。
空襲、模擬原爆、疎開、特攻…体験者の方々が語る「命」や「戦争」とは何か。
この証言映像を通じて、一緒に考えていただきたいと思います。
ぜひご観賞ください。
ウィークエンド・シネマは予約不要(当日先着順)です。
皆さまのご来館お待ちしております!
上映日時:8月12日、19日、26日 各日 午後2時から
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