毎週土曜日に開催している映画上映会
10月は、「おじいちゃんの里帰り」(101分・日本語字幕)を上映しています!
1960年代にトルコからドイツに移り住んだフセインは、家族のために働き続け、今や大家族のおじいちゃん。そんなある日、フセインがトルコに土地を購入し、故郷へ帰ると言い始める。ドイツで生まれ育った孫たちは異なる文化への不安を抱くなど、3世代それぞれが悩みや思いを胸に、トルコへの旅が始まるが・・・。トルコ系ドイツ人2世の監督の実体験をもとに描いた感動作。
【監督】ヤセミン・サムデレリ
【出演】ヴェダット・エリンチン、ラファエル・コスーリス ほか
☆ピースダイアリー内では作品の見どころをもう少しご紹介!
1960年代、ドイツは労働力を確保するために移民の受け入れをおこないました。このとき各国から「ガストアルバイター」と呼ばれた出稼ぎ労働者がやってきました。1961年には当時の西ドイツとトルコで「二国間協定」が締結され、トルコから多くの労働者がドイツに集まりました。
彼らは当初、出稼ぎとしてドイツにいましたが、やがて家族を呼び寄せて定住するようになりました。
本作の主人公フセインもその1人。ドイツへの出稼ぎから始まり、やがて家族で移住をして、それから長年働き続けてきました。
そして現在、大家族のおじいちゃんとなったフセインはある日、故郷トルコへの里帰りを決断します。
突然の提案に子どもや孫たちは大混乱!
それぞれの生活が忙しいということに加え、
離婚、失業、思わぬ妊娠、学校でのいじめ・・・彼らにはそれぞれ人には言いにくい悩みを抱えていたのでした。
しかし、頑固なフセインの決断は揺るがず、一家の帰省が始まります。
孫のひとり、チェンクは長い旅路にもう飽き飽き。そこでもう一人の孫チャナンがフセインの昔話を語り始めるのでした。
フセインと妻の出会い、子どもが生まれたとき、ドイツへ行くと決めた日、宗教も食べ物も言語も生活様式も異なるドイツでの暮らしに戸惑った日々・・・フセイン一家の苦労話がユーモラスに綴られています。
帰省の道中のシーンと昔話のシーンが交互に繰り返される中で、家族はそれぞれ自分自身のこれまでを振り返り、今の自分に向き合い始めます。
果たして里帰りの結末は如何に。
ぜひご観賞ください
ウィークエンド・シネマは予約不要(当日先着順)です。
皆さまのご来館お待ちしております!
上映日時:10月7日、14日、21日、28日 各日 午後2時から
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