毎週土曜日に開催している映画上映会
6月は、映画「ワルシャワ蜂起」(86分)を上映しています!
第二次世界大戦末期の1944年のワルシャワ蜂起。約20万人以上の民間人が犠牲になったといわれる壮絶な市街戦の一部始終を記録した貴重なドキュメンタリー作品。
戦時下の市内で国内軍の映画班が撮影したニュース・フィルムをもとに、ワルシャワ蜂起博物館全面協力によってカラー化や音声の追加録音がなされ、忘れてはいけない悲劇が再現されている。
※本作品には、凄惨な映像が含まれますので、ご注意ください。
【監督】ヤン・コマサ
【上映協力】ワルシャワ蜂起博物館
85分 カラー・モノクロ
2014(平成26)年 ポーランド
☆ピースダイアリーでは見どころをもう少しご紹介します。
ワルシャワ蜂起は1944(昭和19)年8月1日、ポーランドの首都ワルシャワで起こった武装蜂起です。当時ワルシャワはドイツの占領下におかれており、兵士や市民が解放を求めて立ち上がりました。しかし、ドイツ軍の激しい攻撃に加え、武器などの物資の不足などが重なり蜂起は約2ヵ月で鎮圧されました。
その後、ワルシャワの街はドイツ軍によって徹底的に破壊されてしまいました。
本作は国内軍の映画班が撮影したニュース・フィルムをもとに、映像のカラー化や音声の追加録音をおこない映画化されました。
語り手は、兄弟のカロルとヴィテク。彼らは映画班のカメラマンとして、配属の経緯や戦時下での暮らしについて話し始めます。
カメラに映るのは、蜂起当時のワルシャワ市民と兵士。
映像から、市民たちが武器やバリケードをつくったり、配給の食事を準備したりとワルシャワでの生活の様子がわかります。
そして8月1日午後5時、戦闘が始まりました。
カメラには鳴り響く銃声が録音され、バリケードに身を隠しながら前線に向かう兵士たちが映されます。
語り手の2人も戦場の様子を撮影しようと話す一方で、画面に映る街は銃弾が飛び交う危険な状況となっており、建物に隠れながらカメラを回したのか、隠し撮りのような映像が続きます。
救護所に運び込まれるけが人、埋葬される遺体、燃やされる建物、瓦礫と化してゆくワルシャワの街・・・。
フィルムには、悲惨な戦場の実態が残されていました。
ぜひご覧ください。
ピースおおさか1階特別展示室にて、特別展「ワルシャワ。灰の中から甦る不死鳥」を7月14日まで開催しています。
ワルシャワ蜂起、そしてワルシャワの街の姿の歴史をパネルと映像で紹介しております。
本作と合わせて、こちらもご覧ください。
ウィークエンド・シネマは予約不要(当日先着順)です。
皆さまのご来館お待ちしております!
上映日時:6月22日、29日 各日 午後2時から
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