毎週土曜日に開催している映画上映会
11月は、映画「ラーゲリより愛を込めて」(134分)を上映しています。
第2次世界大戦終了後、零下40度の厳冬シベリアにある強制収容所(ラーゲリ)では60万人を超える日本人が捕虜として収容されていた。
山本幡男は日本にいる妻と4人の子どもと一緒に過ごす日々が訪れることを信じ、絶望する仲間たちを励まし続ける。
しかし徐々に近づくダモイの日を前に、山本の体は病魔に侵されていた…。
※11月のウィークエンド・シネマは当日朝(9:30~)より、2階受付付近で参加整理券を配布します。
【監督】瀬々敬久
【原作】辺見じゅん「収容所(ラーゲリ)から来た遺書」
【出演】二宮和也、北川景子、松坂桃李、中島健人、桐谷健太、安田顕ほか
☆ピースダイアリーでは見どころをもう少しご紹介します。
本作は、シベリア抑留者の一人であった山本幡男の半生をもとに映画化されました。
戦争に負けて捕虜となり、過酷な環境下で重労働を強いられ、いつ帰れるのか、生きて帰れるのかもわからない…先の見えない日々に絶望していく抑留者たち。
その中で、「生きる希望を捨ててはいけない」と呼びかけていたのが山本でした。
山本自身も家族と離れ離れになり、シベリアへ連行されてきました。それでも彼は家族と日本で再会することを希望に、強い信念と仲間想いの行動で周囲を励まし続け、絶望していた仲間の心を動かしていきます。
やがて、病魔に襲われても懸命に生きようとする山本を見た仲間たちは、ある行動に踏み切ります。
そして日本で帰りを待ち続ける妻モジミと子どもたちに奇跡が…。
抑留の過酷さを描く一方で、仲間との絆や家族への愛が表現された本作。
山本を演じるのは、二宮和也さん。迫真の演技に胸を打たれます。
モジミ役に北川景子さん、そのほか松坂桃李さん、桐谷健太さんなど豪華俳優陣の共演にもご注目ください
ピースおおさかでは特別展「終わらなかった戦争 モノとマンガで知るシベリア抑留」を12月27日(金)まで開催しています。
抑留者たちがラーゲリで使用していたモノを、シベリア抑留を体験した漫画家・斎藤邦雄氏が描いたマンガ作品をまじえて紹介し、その労苦を伝えます。
本作にも描かれたラーゲリでの労働や生活の実情について、資料とともに詳しく解説していますので、ぜひ併せてご覧ください。
ウィークエンド・シネマは予約不要(当日先着順)です。
皆さまのご来館お待ちしております!
上映日時:11月16日、23日、30日 各日 午後2時から
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