毎週土曜日に開催している映画上映会
3月は、「映画でたどる戦争の記憶」と題し、特集「大阪大空襲」を実施しています。
前半は、ピースおおさかが新たに編集制作した戦争証言映像を3本同時上映します。
・「家族を失った大阪空襲」 証言者:伊賀孝子さん(約20分)
・「軍国少女が見た戦争」 証言者:久保三也子さん(約19分)
・「女学生が経験した堺空襲」 証言者:今村早智子さん(約19分)
後半は、特別展に関連したピースおおさかオリジナル作品を2本同時上映します。
・「大阪大空襲 —焼きつくされた大阪の街— 」(35分)
孫娘に戦争体験を伝えるという物語の中で、さまざまな体験画や体験談が挿入され、大阪大空襲について分かりやすく知ることができる作品。終戦直後の大阪が廃墟と化していたことが分かる米軍撮影のフィルムも作中で使用されている。
・「体験者が語る空襲の証言」 (33分)
2004(平成16)年3月13日に開催した「大阪大空襲 平和祈念事業」の模様を収録した作品。「空襲体験画」に描かれた当時の記憶や心情、状況などを詳しく知ることができる。
☆ピースダイアリーでは見どころをもう少しご紹介します。
大阪は1944(昭和19)年から終戦まで50回以上の空襲がありました。最後の空襲は終戦前日の1945(昭和20)年8月14日。
多くの市民が犠牲になり、家やものは焼き尽くされました。
1日、8日、15日の前半ではピースおおさかが新たに編集制作した戦争証言映像を3本同時上映しました。
22日、29日の後半では、現在開催中の特別展「大阪空襲 ~80年前の記憶~」に関連するピースおおさかオリジナルの作品の上映します。
「大阪大空襲 —焼きつくされた大阪の街— 」は、祖母が孫娘に自身の体験を伝えるお話。物語の間に体験画や体験談が紹介され、さらに米軍が撮影した写真や映像も使用されています。大阪大空襲をわかりやすく知ることができる作品となっており、学校や団体向けの貸出資料としても多く利用いただいています。
「体験者が語る空襲の証言」は前述のとおり、2004(平成16)年3月の「大阪大空襲 平和祈念事業」を収録した映像となっています。
特別展のメインにもなっている「空襲体験画」。
当時の記憶を後世に伝えるため、体験者自らが描きました。
映像では体験画をスクリーンに映しながら、空襲の中で人々が何を見たのか、絵に描かれた当時の状況や心情をお話しされています。
大阪空襲から80年。そして戦後80年。戦争体験者は年々減少しており、直接体験談を聞くことが難しくなっています。
2作品を見ていただくことで、大阪空襲を「知る」、さらに戦争記憶の「継承」について考える機会にしていただけたらと思います。
ぜひご覧ください。
ウィークエンド・シネマは予約不要(当日先着順)です。
皆さまのご来館お待ちしております!
上映日時:3月22日、29日 各日 午後2時から
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