秋晴れが心地良いですね。
先日、館周辺の掲示板を巡回していたら松茸が生えていると声をかけられ、思わず見に行ったらオオシロカラカサタケというキノコでした。
上ばかりを見てしまいがちな紅葉狩りですが、足元にも注目したいですね。
さて、今回は来年の1~2月に上映予定のウィークエンド・シネマについてご紹介します。
1月は「戦場よさらば(武器よさらば)」を上映します。
舞台は、第一次世界大戦下のイタリア。
イタリア兵に志願したアメリカ人将校のフレデリック・ヘンリーは、ある夜、空襲から逃れるために駆け込んだ防空壕でイギリス人看護婦のキャサリン・バークレイと出会います。
惹かれあう二人でしたが、ヘンリーはやがて戦場に送られます。
互いに手紙を送り続けますが、なぜか届く気配がありません。
不安を覚えたヘンリーは、軍を脱走してキャサリンの元に向かうのですが、物語は衝撃的な展開へと流れていきます。
第6回アカデミー賞を2部門受賞した、ヘミングウェイ原作の素晴らしい映画です。
2月は「これは映画ではない」という作品を上映します。
反体制活動をおこなったとして、20年間も映画製作を禁じられたイランのジャファル・パナヒ監督。
本作は、監督自身が自宅軟禁中の生活を撮影したドキュメンタリー映画であり、
映画でなければ違法ではない、というアイデアから製作されました。
アパートの一室で構想中の脚本を再現するパナヒ監督ですが、タイミングよく住人が犬を預けに来たり、ゴミ回収の青年が現れたりと、どこまでが偶然で、どこまでが演出なのか、スリルのある展開から目が離せません。
今年も残すところ1ヶ月ほどとなりましたが、たくさんのご来館をお待ちしております。