毎週土曜日に開催している映画上映会を紹介します。
12月は、特別展「どうぶつのいのちとへいわ~戦時下の天王寺動物園とこれからの未来~」にあわせて、関連作品を上映。
今年最後を飾るのは、こちらの作品です!
北極のナヌー
厳しい氷の大地を生きる白くまナヌーを中心に、動物たちの姿を捉えたドキュメンタリー・ドラマです。
ナヌーという名前は、イヌイットの言葉で氷海の王者・白くまを意味する「ナヌーク」にちなんで付けられました。
地球温暖化の影響で、狩場である氷が解けてしまい、エサを求めて母ぐまと旅に出るナヌー。北極の氷は年々減少していて、いずれ消えてなくなってしまう、と言われています。
10年以上にわたる長期撮影で捉えられた、動物たちの知恵や勇気、困難に負けない姿に心打たれます。
そして、2022年1月は、開館30周年を記念して実施した上映作品アンケートの結果をもとに、リクエスト第3位に選ばれた作品を上映します!
真空地帯
歩兵第37聯隊(大阪の部隊)での実体験をもとに、野間宏が書いた長編小説を映画化。権力争いに巻き込まれ投獄された木谷一等兵が、二年間の服役を終えて、隊に復帰するところから物語は始まります。
軍隊生活の内情が描き出され、反戦のメッセージが伝わってきます。
千葉県に残されていた旧兵舎で撮影されていて、この作品の監督である山本薩夫さんが戦時中に入営されていた場所でもあります。
また、当時学生だった山田洋次監督がエキストラとして参加されているそうです。
ウィークエンド・シネマは予約不要(当日先着順)です。
皆さまのご来館お待ちしております。