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2023年度のウィークエンド・シネマ

ピースおおさかで所蔵する戦争や平和の映像資料を中心に広く多くの方々にも鑑賞していただくための機会として、開催します。
平和な世の中を子どもたちに引き継いでいく方法をいっしょに考えてみませんか?

3
サクラ花―桜花最期の特攻―

終戦直前の昭和20年6月22日、茨城県の神之池基地から激戦地沖縄に向け、小型特攻機「桜花」を搭載した大型爆撃機が飛び立った。新人兵士の尾崎ら8人の乗員たちは、敵機からの猛攻を受け、命を落としながらも沖縄にたどり着く。そして17歳の少年・沖田に桜花での出撃が命じられるが…。
第二次世界大戦末期に生み出された、プロペラも燃料も積まずに敵艦に突撃するだけの小型特攻機「桜花」を題材にした戦争ドラマ。

【監督】松村克弥
【語り】役所広司
【出演】大和田健介、緒形直人、林家三平、三山ひろし、磯山さやか ほか

97分 カラー 
2015(平成27)年 日本

2
ラストメッセージ~“不死身の特攻兵”佐々木友次伍長~

上官の命令が絶対の戦時下で「死んで来い」と9回“特攻出撃”を命じられ、9回とも生還した兵士がいた。佐々木友次伍長21歳。陸軍最初の特攻隊「万朶隊」操縦士に抜擢され、二度も敵戦艦に「突入」「戦死」と報じられたが奇跡的に帰還した。「十死零生」の特攻命令から、なぜ彼は生還できたのか?
佐々木友次氏が死の半年前の2015年に、病床で自らの特攻体験と思いの全てを語ったドキュメンタリー。

※2月17日の上映会では、上松道夫監督による上映前トーク(30分)を実施します。
※2月17日の上映会については、当日朝より2階受付付近で参加整理券を配布します。

【監督】上松道夫
【ナレーター】徳重聡、星野知子
98分 日本

1
人間魚雷回天

太平洋戦争末期、海軍は必死必殺の“人間魚雷回天”の特別攻撃隊を編成した。若き兵士たちは互いに励まし合い、死の意味を自問自答しながらも訓練にあたる日々を送っていた。そんな彼らにも出撃命令が下り、それぞれの思いを胸に、彼らを乗せた潜水艦は基地を離れていく…。
回天特別攻撃隊であった津村敏行の手記をもとに、人間魚雷回天の激戦と乗組員たちの苦悩を描いた戦史映画の傑作。

【監督】松林宗恵
【脚本】須崎勝弥
【出演】木村功、岡田英次、宇津井健、和田孝、津島恵子 ほか

106分 モノクロ 
1955(昭和30)年 日本

12
ぼくたちは見た ガザ・サムニ家のこどもたち(日本語字幕)

パレスチナ・ガザ地区では、2008年から2009年のイスラエル軍の攻撃で、1,400人が犠牲となった。
一族が一度に29人も殺されたガザ南部のサムニ家の子どもたち。
親を亡くし、家を破壊されながらも、たくましく生きる子どもたちの心の傷と変化をとらえたドキュメンタリー。

【監督・撮影】古居みずえ

86分 カラー
2011(平成11)年 日本

11
対馬丸-さようなら沖縄-

昭和19年夏。太平洋戦争が激しくなると、本土決戦に備え、沖縄の子どもたちを学童疎開させる命令が出された。
8月21日に那覇を出た疎開船「対馬丸」は、22日夜に米軍潜水艦の魚雷攻撃を受け、海へと沈んでいった。主人公キヨシの運命は…。
対馬丸の悲劇を描いたアニメーション映画。

【原作】大城立裕   【監督】小林治
【声の出演】田中真弓、納谷悟朗、安原義人 ほか

75分 カラ―アニメ
1982(昭和57)年 

10
おじいちゃんの里帰り(日本語字幕)

1960年代にトルコからドイツに移り住んだフセインは、家族のために働き続け、今や大家族のおじいちゃん。そんなある日、フセインがトルコに土地を購入し、故郷へ帰ると言い始める。ドイツで生まれ育った孫たちは異なる文化への不安を抱くなど、3世代それぞれが悩みや思いを胸に、トルコへの旅が始まるが…。トルコ系ドイツ人2世の監督の実体験をもとに描いた感動作。

【監督】ヤセミン・サムデレリ
【出演】ヴェダット・エリンチン、ラファエル・コスーリス ほか

101分 カラー
2011(平成23)年 ドイツ

9
ベン・ハー(日本語字幕)

ユダヤの都エルサレム。ベン・ハーは幼馴染でローマ武人となったメッサラと、ある出来事により対立してしまう。奴隷としてムチを打たれ、苦難と屈辱の日々を送っていたベン・ハーは、戦車競争に出場することになるが、相手は積年の仇敵、メッサラであった…。
ローマ帝国時代のユダヤ人貴族の数奇な半生にイエス・キリストの生涯を交差させて描いた大スペクタクル映画。

【監督】フレッド・ニブロ
【出演】ラモン・ノヴァロ、メイ・マカヴォイ ほか

141分 モノクロ サイレント(音楽付) 
1926(昭和元)年 アメリカ

8
「今こそ見たい!!戦争証言映像特集」

戦後も80年が近づき、戦争体験者の方から直接話を聞くことも年々難しくなる中、ピースおおさかでは、5人の戦争体験者の証言映像を新たに作成しました。
8月は2週に分けて、ピースおおさかオリジナルの戦争証言映像を上映します。

・「大阪大空襲 火の海を逃げて」証言者:明仁二三雄さん(約18分)
・「大阪を襲った模擬原爆」証言者:龍野繫子さん(約18分)
・終戦の日平和祈念事業戦争体験講話「“いま”伝えたい~95歳、絵筆で戦争と平和を語り継ぐ~」証言者:東村禎三さん(約28分)※2019年制作

「今こそ見たい!!戦争証言映像特集」

戦後も80年が近づき、戦争体験者の方から直接話を聞くことも年々難しくなる中、ピースおおさかでは、5人の戦争体験者の証言映像を新たに作成しました。
8月は2週に分けて、ピースおおさかオリジナルの戦争証言映像を上映します。

・「大阪大空襲を乗り越えて」証言者:明珍昭さん(約19分)
・「集団疎開 子どもたちの戦争」証言者:外山禎彦さん(約18分)
・「白菊特別攻撃隊 仲間と共に」証言者:千玄室さん(約21分)

7
五億円のじんせい

幼い頃、5億円の募金で心臓手術を受けた高月望来(みらい)。
健康に成長した彼は、周囲から期待され、メディアにさらされるなど窮屈な青春を送っていた。とある出来事をきっかけにSNSで自殺を宣言すると、見知らぬアカウントから「死ぬなら5億円返してから死ね」というメッセージが届き…。
17歳の夏、かつて募金で命を救われた少年が5億円の“借金”を返して自由になるための旅に出る。

【監督】文晟豪(ムン・ソンホ)
【出演】望月歩、山田杏奈、兵頭巧海、森岡龍、松尾諭、平田満、西田尚美 ほか

112分 カラー
2019(令和元)年 日本

6
飛べ!ダコタ

終戦から5ヶ月後の昭和21年1月14日。新潟県・佐渡島の小さな村に、イギリス空軍の要人機“ダコタ”が不時着する。かつて敵国だった彼らに複雑な思いを抱えながらも、困った者を助けるという佐渡の精神に従い、迎え入れることにするが…。
実話をもとに、イギリス空軍機の乗組員と佐渡島の人々の交流を描いた人間ドラマ。

【監督】油谷誠至
【出演】比嘉愛未、窪田正孝、洞口依子、ベンガル、柄本明 ほか

109分 カラー
2013(平成25)年 日本

5
東京物語

広島の尾道で暮らす老夫婦・周吉ととみは、東京に住んでいる子どもたちを訪ねる。久々の再会だったが、長男や長女はそれぞれ生活に追われて、両親を厄介者扱いする。そんな中、戦死した次男の妻・紀子だけが、彼らに優しい心遣いを見せるのだった…。
戦後日本における家族関係の変化、人間の生と死などを描いた日本映画を代表する作品。

【監督】小津安二郎
【出演】原節子、笠智衆、東山千栄子、杉村春子、山村聰、東野英治郎 ほか

136分 モノクロ
1953(昭和28)年 日本

4
白い町ヒロシマ

昭和20年2月25日。柏木靖子は、父が東京へ転勤するため、姉とともに福岡から広島の祖母の家へ疎開する。翌月には、母と兄、弟もやってきて楽しい時間を過ごしていた。4月に入ると、靖子は家族と別れて学童疎開へ行くことになり…。
学童疎開中に、原爆で家族を失くした体験をつづった木村靖子の同名小説を映画化。親兄弟を失った子どもたちに、豊かな心を持たせようとする教師像も描く。

【監督】 山田典吾
【脚本】新藤兼人
【出演】山口崇、いまむらいづみ、菊池志保、乙羽信子、橋本功 ほか

105分 カラー
1985(昭和60)年 日本

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